敷金（しききん）とは、保証金のようなもの。
家賃を滞納されてしまった場合の補てん費用や、
原状回復による修理費用として使われます。
関東では「敷金・礼金」というのが主流ですが、
関東や九州では、敷金の代わりに、「補償金・敷引き」という方法をとっている所もあります。
敷金って返してもらえるの？
残金がある場合のみ、返してもらうことが出来ます。
「補償金」の場合は、「敷引き」という独自ルールになりますが、
その場合でも、
保証金から、契約時に決められている「敷引き」と
「原状回復費用」を差し引いた金額が戻ってきます。
キレイに使っていれば問題ないのですが、
もしも部屋の床や壁に傷をつけてしまったり、
カビや汚れなどがひどくなってしまった場合、
大家さんは、次の人に貸せる状態まで、
部屋をキレイにしなくてはなりませんので、お金がかかります。
その修理費用が、敷金から差し引かれますので、
正確にいくら帰って来るかは、あなたと管理者次第ということになります。
最終的には、大家さんや管理会社との交渉になりますので、
「思ったよりキレイに部屋を使ってくれていた」と思ってもらえるよう
大家さんと良い関係を築いておくことも要です。
敷金ゼロの場合はどうなるの？
「敷金０円」という賃貸物件も増えていて、
初期費用が抑えられるため、人気がありますが、
「敷金を収めていない」という事は、
同時に「退去時には実費を負担する必要がある」ということになります。
入居時に敷金を払わなくて済む分、
退去時に支払う金額が増えてしまうため、
安く借りて、雑に部屋を扱ってしまうと、
後々「高額な請求が来た！」というトラブルにつながる事も・・・。
賃貸契約の時には、退去時の事も考えるようにしましょう。